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旅行に最適なレンズとは?

旅行に行く際にどんなレンズを持っていくか・・・というのは非常に悩むところだと思うんです。

今回はそんな旅行の時に持って行くのに適したレンズについて考えてみたいと思います。

旅行に適したレンズといっても、恐らく、一概にこれがベストです・・・というのはなくて、その方によって、どのような写真をメインで撮るか・・・ですとか、またはカメラ・レンズはどの程度の大きさ、重さまで大丈夫か・・・ですとか、そういったことが大きく関係してくるものだと思うんです。

そういうことも踏まえた上で、何を重要視するかによってどのレンズがいいかということを考えてみたいと思います。

1.描写力もあって、軽いレンズがいい場合

軽い方がいいけど、それなりに描写力も欲しい・・・という場合におすすめなのが、明るい単焦点レンズで比較的軽いもの・・・です。

下記はキャノンのレンズですが、薄くて軽くて、それなりに明るいレンズで、APS-Cサイズの一眼レフでは(35㎜換算で)60mm程度の焦点距離になります。

写真はキャノンのEF40mm F2.8 STM

厚さ(長さ)が2センチちょとしかない、極薄のレンズで、重さもわずか130gしかありません。

リーズナブルな価格も魅力です。ちなみに35㎜換算で60mm程度になります。

他にも比較的軽くて、明るい単焦点レンズもありますので・・・そういったもの1本だけ持って行くというのも1つの方法かなと思います。

僕自身は旅行の際は何か特別な目的がない限り、単焦点レンズ1本で行くようにしています。(愛用のカメラ・レンズでご紹介しているもの)

2.選べない!という方におすすめのレンズはこれ

冒頭でもご紹介させていただきましたが、やはり、その旅行中にどんなものをどのように撮りたいか・・・ということがその旅行に適したレンズを決めるものだと思うんです。

それによって、望遠レンズや、広角レンズ、明るい単焦点レンズですとか・・・そういった選択肢が出てくると思います。

旅行先でご家族やご友人の写真など・・・人物写真がメインで、室内撮影も多いようなら明るい単焦点レンズがよいかも知れませんし・・・広大な景色を撮ることがメインなら・・・広角レンズ。

景色の一部を切り取って迫力ある写真を撮りたい時はズームレンズ・・・という風な選択肢もあると思います。

ただ・・・撮影旅行ではなく、何を撮るかもどのように撮るかもわからないけど・・・だけど、どのような被写体もそれなりに撮りたい・・・ということもあると思うんです。

そんな時におすすめなのが高倍率レンズです。

高倍率ズームレンズは例えば、焦点距離も18~200mmといったように広角から望遠までをカバーしてくれる優れものです。

しかも、軽くて比較的小さいので・・・旅行には最適のレンズなのかも知れません。

ただ、高倍率レンズには欠点がありまして・・・明るいレンズではありません(F値が例えば・・・3.5~5.6などなど)。つまり・・・暗い室内などの撮影は苦手です・・。

そんな時は、室内や夜の撮影なども考えて、軽くて、明るい単焦点レンズ(パンケーキレンズなど)も1本バックに入れておくのも良い方法かも知れません。

また、描写力という意味では高倍率レンズは通常のズームレンズや単焦点レンズにはどうしても劣りますので・・・描写力を重視される場合は、単焦点レンズや一般的なズームレンズ、もしくは場合によっては重さがネックではありますが、明るいズームレンズというのも1つの選択肢かと思います。

写真はタムロンの高倍率レンズ:
TAMRON 18-270mmF3.5-6.3 Di2 VC PZD

焦点距離18mmから270mmをカバーしていながら、質量450gという軽量・コンパクトなオール・イン・ワンの高倍率レンズ。キャノン用、ニコン用などがあります。