おすすめの一眼レフ、ミラーレス一眼
最初に一眼レフやミラーレス一眼を買う時って「何を選んだらいいのかわからない!」ってなると思うんです。
僕がそうでした。そんな時に参考にしたのは好きなカメラマンの方がすすめているカメラだったり、本や雑誌ですすめられているカメラでした。
そんな僕も今では友人達に「どの一眼レフがいいかな?」と聞かれるようになりました。
このページではそんな時におすすめしているカメラをタイプ別にご紹介させていただきたいと思います。
最初は簡単に一眼レフにするかミラーレスにするか?・・・というところからご紹介していますが、既にミラーレスにするか一眼レフにするか・・お決まりの方は下記のリンクからそのページを見ることができます。
目次
一眼レフにするかミラーレスにするか?
カメラを買おう!と思った時には大きくわけて3つの選択肢があると思うんです。
1.コンデジ
2.ミラーレス一眼
3.一眼レフ
この3つの違いについてはカメラの選び方で詳しくご紹介していますので、ここでは簡単にご説明します。僕はおすすめのカメラは何?と言われた時に、その方が
「どんな写真が撮りたいのか?」
・・・ということが大事なのかなと思っています。
もしコンデジよりは綺麗な写真、背景がぼけてプロっぽい写真が撮りたいというのであれば、まずミラーレス一眼がおすすめです。
もし重い一眼レフはちょっと避けたいけど、それなりに綺麗な写真が撮りたいというのであれば、やはりミラーレス一眼がおすすめです。
もしミラーレスでは満足しない、カメラ任せではなくて自分で自分が思うような写真を撮りたい・・・という方は、一眼レフがおすすめです。
カメラの選び方でそういった点についても触れていますのでよろしければ参考になさってください。
さぁ、ということで具体的におすすめのカメラをご紹介していきたいと思います。
まず最初にミラーレス一眼、次に一眼レフのおすすめのモデルをご紹介します。
ご紹介するにあたって、やはり自分が使っていて信頼できるメーカーであったり、機種をご紹介したいと思いますので、ミレーレスはオリンパス、一眼レフはキャノン(正確にはキヤノン)をご紹介したいと思います。
どちらも優れたメーカーだと思います。ちなみに、僕の愛用のカメラについては、愛用のカメラ・レンズをご覧ください。
まずはミレーレス一眼からおすすめの機種をご紹介したいと思います。僕はオリンパスのPENユーザーですのでやはりおすすめはオリンパスのPENになります。
オリンパス PEN E-P5
僕はこのモデルの第一世代からずっと使っていて、現在は第4世代のE-P5を使っています。
初代から比べると画質、使い勝手や機能・・・などなどとにかく進化を続けてきた・・・という印象です。
F値や露出を瞬時に直感的に動かせる2つのダイヤルはカチカチカチ・・ととても心地よく高級感がありますし、思ったような写真を直感的に撮りやすくなり、とても重宝しています。
もう1つ、この機種のいいところは、他社のミラーレス一眼に比べて、レンズの選択肢が豊富な点です。レンズも後程ご紹介します。
とにかく、最初に使う一眼カメラとしては文句なしに一番のおすすめです。
下記は1つ前のモデル、E-P3で撮影した写真ですが、背景ぼけもまろやかで綺麗です。E-P5はこれよりも画質も上がっていると思います。
E-P5のアートフィルターという機能を使うと面白くて印象的な写真が簡単に撮影できるのですが、それについてはアートフィルターを使った写真の撮り方で詳しくご紹介しておりますので、そちらもよかったらご覧になってみてください。
レンズ
PEN E-P5用のレンズになります。
レンズを購入するにしてもレンズキットにするかボディのみにするか迷うところですが、価格的にはレンズキットにした方が安いケースが多いような気もします。
レンズキットの場合は「17mm F1.8」が含まれます。そのレンズもとてもいいレンズだと思います。
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8(PEN E-P5で使用)
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
このレンズはパンケーキレンズとも呼ばれているんですが、パンケーキのように薄いのがわかると思います。薄くて軽いので、どこに行くにも重宝します。
背景も適度にボケてくれるレンズですし、明るい単焦点レンズで室内撮影にも適していると思います。ちょっとしたスナップ写真もいいと思います。
もっと背景をぼかしたい!という方はM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8がおすすめです。
綺麗な背景ぼけ写真が撮れると思います。ただ、この45mmというのは35mm換算で90mmになりますから中望遠になります。
例えば、室内撮影で部屋を広く写したい・・・という場合にはパンケーキレンズの方がいいかも知れません。
ミラーレス一眼は軽くて便利だけど、もっと画質にこだわりたい、もっとまろやかな背景ボケを楽しみたい・・・という方はやはり一眼レフがおすすめになります。
さて、一眼レフを選ぼう・・・ということになるのですが、その際に大きくわけて3つの選択肢が出てきます。
1.エントリーモデル(初心者向け)
2.中級機
3.フルサイズ機(ハイアマチュア、プロも使う高品質モデル)
もし、もうどのタイプにするか決めていらっしゃる方は説明は読まずに下記のリンクからそれぞれのページを見ることができます。
1.買い方(キットを買うかボディのみか)とおすすめのレンズ
2.おすすめのエントリーモデル(初心者向け)
3.おすすめの中級機
4.おすすめのフルサイズ機
今までミラーレス一眼を使っていた・・・という方はおそらく、1のエントリーモデルか、2の中級機がおすすめかなと思います。
ちなみに当サイトに掲載している一眼レフの写真は中級機で撮影されたものが多いです。
エントリーモデル、中級機、フルサイズ機・・・どれを選んだらいいか・・・ということですが、その辺はどのようなモノをカメラに求めていらっしゃるか・・・ということが大事になってくると思います。
どれもコンデジなどとは比べ物にならないほど綺麗な写真が撮れると思いますが、
・軽さやリーズナブルな価格を重視される方なら、エントリーモデル
・カメラに十分な性能を求めつつ、価格は少し抑えたい方は、中級機
・プロ並みの写真を撮りたい方、上級者の方はフルサイズ機
・・・がおすすめかと思います。これからカメラをはじめたい・・・という方はエントリーモデルまたは、最初から中級機でもいいと思います。
ここでご紹介するのは主にキャノンの一眼レフになります。
理由は僕が使っているから・・・です。やはり自分が使っていてよくわかっているメーカーのものをおすすめしたいというのと、色々と比較した末にキャノンを選んでいるので個人的に自信を持っておすすめできるという理由もあります。
買い方について、おすすめのレンズも
買い方ですが、レンズキットを購入するのもいいと思います。
しかし、背景ぼけが綺麗なプロっぽい写真を撮りたいという方にはレンズキットを購入した後、もしくはカメラはボディだけを購入した後で背景ぼけに最も適している単焦点レンズを購入することが僕個人的にはおすすめです。
背景ボケに適したレンズでおすすめなレンズは、下記になります。
僕も使用していますが、綺麗な背景ボケが撮影できます。ちなみにフルサイズを購入される方にはフルサイズ機におすすめのレンズをご覧下さい。(フルサイズ機におすすめのレンズをAPS-C機に使用すると中望遠レンズになってしまいます)
シグマ 30mm F1.4
シグマ 30mm F1.4
(APS-C機では35mm換算でおよそ50mmの標準レンズになります)
当サイト内でもご紹介していますが、シグマ 30mm F1.4で撮影した写真を何枚かご紹介します。
(当サイト内でご紹介しているのはこのレンズの1つ前のモデルになります。僕が使っている旧モデルもいいですが、やはり新しいレンズ「30mm F1.4 DC HSM」がおすすめかなと思います。)
旧モデルの名前は「シグマ 30mm F1.4 EX DC HSM」です。EXが付くのが旧モデルです。
さぁ、ということでここからはカメラのボディを選んでゆきましょう。
エントリーモデルのおすすめはいくつかあるのですが、ズバリ1つに絞ってご紹介しますと、おすすめはEOS Kiss X7になります。
EOS Kiss X7
「世界最小・最軽量のデジタル一眼レフカメラ」として発表されたモデルで、とにかく軽いし、小さいのが特徴です。
キャノンの他のエントリーモデルのX8iが555g、中級モデルの80Dが730gに対して、X7はわずか370g!!という軽さ。また、軽いだけでなく小さいのです。従来のエントリーモデルに比べるとこんな感じに。
(キヤノン ホームページより)
これだけ小型でセンサーはAPS-Cですし、連写速度は4コマ/秒など十分な機能を兼ね備えています。
ただ、小さすぎて、手が大きい男性などにはグリップが小さく感じるかも知れません。手の平サイズの一眼レフですので。
このほかにEOS Kiss X7iというモデルもあります。
殆ど違いはありませんが、バリアングル液晶(液晶画面が動きます)がついている点や連写速度が5コマ/秒になっている点などが違いです。ただ、重さが580gにもなってしまうので、その程度の性能の違いであれば、やはりX7の方が個人的にはおすすめです。
もう1つKiss X7iの上位機種にEOS kiss X8iがあります。
連写速度が5コマ/秒になっていたり、画素数が多かったり、性能はアップしていますが、価格が上がってしまう点と重さが555gある点などを考えると、X7iの方が個人的にはいいかな・・・と思ってます。
中級機になります。僕が愛用しているEOS40Dも中級機になります。その後継機がEOS 80DとEOS 7D Mark IIの2つになります。
価格がボディだけで数万円違いますが、おすすめはEOS 7D Mark IIになります。スペックだけ見るとフルサイズ機、プロが使うような機種と大差ありません。
ただ、80Dもそれなりのスペックですから、予算がちょっと足りない・・・という方には80Dがおすすめです。
EOS 80D
キャノンでは中級機にあたります。スペック的には本格的にカメラをはじめたいという方も満足させてくれると思います。
エントリーモデルと比べると画質は勿論のこと、連写速度が速い(80Dは7コマ/秒)やバッテリーが長持ち・・・といった違いがあります。
EOS 7D Mark II
一眼レフでどれがおすすめですか?と聞かれてまず思い浮かぶのがこのEOS 7D Mark IIです。
中級機をお探しであれば文句なしで一番おすすめ。スペックもすごいです。連写速度が10コマ/秒、ファインダー視野率100%(ファインダーを見たまんまの写真が撮れるという意味だと思って下さい)なども魅力です。
またボタン、ダイヤル類が多く配置されていて、直感的に素早く自分が思う設定に変えられます。
欠点といえば、重さ位でしょうか。重さは820gあります。慣れるまでは重っ・・・ってなるかも知れません・・。
とはいえ、やはり僕の一番のおすすめはEOS 7D Mark IIです。もう一度中級機を買いなさいと言われたら迷うことなくこのモデルを買います。
一眼レフは持っているけれど、もっと本格的にプロのような写真を撮ってみたいという方、本気モードの方にはやはりフルサイズ機がおすすめになります。
フルサイズと一般的な一眼レフの違いについてはフルサイズとAPS-Cの比較をしてみようでご紹介していますので、よかったら参考になさってください。
さて、フルサイズといっても2つタイプがあります。
1つはプロがよく使っている四角の形をしたもの、もう1つは一見すると一般的な一眼レフのような形をした小さ目のフルサイズ機です。
↓こんな形です。
スペック的には右上の大きなフルサイズの方が上です。
細かい点では連写速度、測光分割数、バッテリーの持ち・・・etcなどなどが違ってきます。
左はハイアマチュア向けモデル、右はプロフェッショナルモデル・・・という風にキャノンでは区別しています。
プロ向けのモデルは1.何キロ・・・と重く、価格も目が飛び出るほど高くて、超本気で写真を撮る方向けであるのに対して、ハイアマチュア向けのフルサイズ機は、性能は勿論劣りますが、重さも中級機よりも軽いものがあったり、価格もプロ向けのモデルに比べると、相当リーズナブルに設定されています。
このページではハイアマチュア向けのフルサイズ機をご紹介します。
いきなりですが、おすすめは「EOS 6D」(もしくはバリアングル液晶が付いた「EOS 6D Mark II」)と「EOS 5D Mark IV」になります。
どちらがいいか・・・は何をカメラに求めるかによって違ってくると思いますが、僕個人的にはEOS 5D Mark IVはスペック的には良いと思いますが、軽くて、価格もリーズナブルで、スペック的にもさほど見劣りしないEOS 6Dがおすすめです。
カメラの性能にこだわる方には勿論、EOS 5D Mark IVがおすすめです。
EOS 6D
フルサイズ機としては世界最小・最軽量ということで発売されたのが6Dです。
重さですが、5D Mark IVが890gなのに対して、6Dは755gしかありません。これだと中級機と変わらないのです。
6Dを買うかどうか迷った時に比較するのが、やはり5D Mark IVだと思いますので、比較表を作ってみました。
EOS 6D | EOS 5D Mark IV | |
有効画素数(万画素) | 2020 | 3040 |
センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
連続撮影速度 | 4.5コマ/秒 | 7コマ/秒 |
液晶サイズ | 3.0ワイド | 3.2ワイド |
測距点 | 11 | 61 |
ISO感度 | 100~25600 | 100~32000 |
映像エンジン | DIGIC5+ | DIGIC6+ |
質量 | 755g | 890g |
幅 | 144.5mm | 150.7mm |
高さ | 110.5mm | 116.4mm |
奥行 | 71.2mm | 75.9mm |
ファインダー視野率 | 97% | 100% |
この表ではわかりませんが、他の違いで僕はちょっと気になったのが、カメラ上面のボタンです。
EOS 5D Mark IVはホワイトバランスを変えるためのボタンがカメラ上面についているのですが、6Dにはそれがなく、これはダメだな・・・と。
しかし、背面に「クイック設定ボタン」というのがありまして、そこを押すと液晶に今の設定がすべて表示され、ホワイトバランスも簡単に変えることができます。一々メニューに行くのは嫌だな・・・と思ったのですが、このクイック設定ボタンがそれを解消してくれます。
他の大きな違いはやはり大きさと重さでしょうか。135グラムの違いがあります。大きさも一回り小さいようなイメージです。
連写性能やファインダー視野率はやはり気になるところではあります。ただ、それでも6Dの軽さはやはり魅力です。連写もそこまで必要ないし、ファインダー視野率も97%あれば十分・・・とお考えであれば、6Dがやはりおすすめですね。
EOS 6D Mark II
EOS 6Dですが、後継機、「EOS 6D Mark II」が発売されています。
EOS 6Dとの大きな違いは、液晶がバリアングル&タッチパネルになったこと。これはEOSのフルサイズ初となります。
バリアングル液晶の利点はロー&ハイアングルでの撮影が快適に行えることや、動画など、自分を撮影する際も重宝するかも知れません。
後はスペックが全体的に少しづつ上がっているのですが、大きなポイントとしては、連続撮影の速度がEOS 6Dが4.5コマ/秒なのに対して、EOS 6D Mark IIは、6.5コマ/秒になります。
どちらがおすすめかというと、何も考えなければ、EOS 6D Mark IIの方がいいわけですが、価格の違いを考えると、僕としては(もし、バリアングル液晶を使わない・・ということであれば、)EOS 6Dでいいのかなと、思います。
EOS 5D Mark IV
なんといってもセンサーサイズが憧れのフルサイズ!まろやかな背景ボケはやはりフルサイズに限ります。
いつかはフルサイズ!と考えている方も多いと思います。これだけの機能を兼ね備えていながら、ボディの大きさも中級機とそれほど変わりません。
スペック的にも文句なし。唯一言えるとすれば連写速度が最高7コマ/秒です。
連写スピードだけ見ると7D Mark IIの10コマ/秒より遅いことになります。ただ、そこまでやってしまうと上位機種が売れなくなってしまう恐れもあるでしょうか・・。
より本格的に写真を撮りたい、画質には徹底的にこだわりたいという方にはEOS 5D Mark IVがおすすめかと思います。
価格もそれなりにしますが、それだけの価値があるカメラだと僕は思います。
フルサイズ機におすすめのレンズ
フルサイズにおすすめのレンズですが、まずボディだけ購入してもいいのですが、レンズキットについてくるレンズEF24-105mm F4L IS USMも優れたレンズで焦点距離も24mmから105mmと広い範囲をカバーしています。
表現力のあるレンズで、レンズキットで購入するのも1つの方法かと思います。
EF50mm F1.8 STM
大人気だったEF50mm F1.8 Ⅱの良さを継承しながら進化させた、明るくて、軽くて、リーズナブルなお値段の単焦点レンズ・・・です。
旧モデル(EF50mm F1.8 Ⅱ)との大きな違いは最短撮影距離が旧モデルの45センチから、35センチになったこと、より綺麗な背景ボケになる工夫(絞りを5枚羽根から円形絞りの7枚に)、より静かなAF駆動を実現されている・・・というような点でしょうか。
ただ、重さは旧モデルの130gから30g増えて、160gになりました。それでもとても軽いレンズだと思います。
EF50mm F1.2L USM
50㎜の単焦点レンズ。F1.2と超明るいロングセラーのLレンズです。
EF24-70mm F2.8L II USM
もう1つご紹介したいのが、キャノンのLレンズ。標準の望遠レンズですが、明るいレンズで背景ボケも楽しめますし、夜間や室内でも安心して撮影できるかと思います。
・・・ということで長々と書いて参りましたが、ご自分にあった、これだ!と思えるカメラ、レンズが見つかりますように。