ファインダー視野率とは?
ファインダー視野率とは、実際に撮影される写真がファインダーからのぞいた時にどの程度見えるか?ということを示した値です。
ファインダー視野率が100%の場合、ファインダーから見たものがそのまま写真になります。
ちなみに、視野率は、対角線で示すケースもありますし、例えば、上下・左右で何%という風に表記されることもあります。
ファインダー↓をのぞいた時に実際に撮影される写真がどの程度見えるのか・・・
・・・ということですが、理想はやはりファイン―でのぞいたものがそのまま撮影されること、つまり視野率100%が理想かなと思います。
例えば、ファインダー視野率が80%(数値は説明のために適当に入れてます)だったりした場合、ファインダーでは見えない部分までが実際には撮影されることになります。
この場合、何が問題かというと、ファインダーでは見えなかったものが撮影されるので、余計なものが写真に入ってしまったりすることになります。
例えば、ファインダー視野率が80%などだったとします。(大袈裟に80%としましたが、実際にはもっと視野率が高いモデルが一般的です)
ちょっと大げさにお見せしますが、ファインダーからのぞくと、このように見えたとします。灰色の部分はファインダーからは見えませんが、実際には撮影される範囲です。
ファインダーからのぞいて撮影した「つもり」になっていた写真が↓
でも実際には2つ↑の写真の灰色の部分も撮影されていますから、こんな写真になってしまう↓というわけです。
ファインダーでは見えなかったものが中途半端に入ってしまいました。
構図などを考えた場合、やはり、ファインダーで見たものと実際の写真が違うとやはり困る・・・というケースもあります。そこで、メーカーもできるだけファインダーで見たままの写真が撮影できるように、カメラを作ります。
ところが、一眼レフの場合、ファインダー視野率を高くするのは難しくて、一眼レフのエントリークラスのモデルだと95%前後が多いように思います。(数値は変わってくることもありますm(_ _)m)
ただ、中級機になると、100%を実現しているモデルもありますし、フルサイズ機の場合は多くがファインダー視野率100%になります。
ライブビュー撮影の場合
ただ、このファインダー視野率は、ライビューを使っての撮影では当てはまりません。
ライブビューの場合は、実際に撮影される画像を液晶に映し出しているため、殆どの場合は視野率100%になります。
ただ、そうではないモデルもありますので、その点は注意してみてもいいかも知れません。
ファインダー視野率100%は必要ですか?
上の写真の例などを見ると、やっぱりファインダーで見たままの写真が撮れるファインダー視野率100%は必要・・・と思ってしまいます。
ただ、今の一眼レフでファインダー視野率が↑の例ほど悪いものはなく、エントリーモデルでも視野率は95%程度です。
その5%というのは、本当にわずかなもので・・。例えば、プロのカメラマンの場合はその5%が致命的になることはあるかもしれませんが・・・そこまでこだわらない、という方もいらっしゃるかも知れません。
そこまでファインダーを隅から隅までのぞいて撮っているか・・・というと僕の場合はやはり違うような気もしますので・・・。
そう考えると、ファインダー視野率は100%であることに越したことはありませんが・・、それが例えば、95%以上あれば、僕個人的には十分ではあるのかなと思います。