室内撮影に適したレンズはどれ?
光が不足しがちな室内でも明るく綺麗な写真を撮るにはどんなレンズを選べばいいのでしょうか?
それにはまず明るいレンズを選ぶことだと思うんです。明るいレンズとはF値が小さいレンズのことになります。F値が一般的に2.8以下のものを明るいレンズと呼びます。
明るいレンズだとシャッタースピードを遅くすることなく、撮影できますから、手ぶれしやすい室内撮影などではとても役に立ちます。
ですから、室内撮影を考えた場合、まずはF2.8以下の明るいレンズを選ぶということが1つの選択肢かなと思います。
次に単焦点レンズかズームレンズか・・・ということになりますが、この辺は好みがあると思います。ただし、開放F値がF2.8以下のズームレンズになると、高価になるのがネックです。
ですから、僕はズームがきかない単焦点の明るいレンズが個人的にはおすすめです。
焦点距離は標準の50mm(フルサイズ機の場合)がおすすめです。(一般的な一眼レフのAPS-Cサイズの場合は30mm程度の焦点距離でF値が小さいものがおすすめです)
F値はできれば、2.0未満のものにするとボケが綺麗な写真が撮れます。
具体的におすすめのレンズはどれ?と聞かれれば、やはり自分が使っている下記のレンズをおすすめすると思います。
室内でも全く問題なく撮影できる明るいレンズでぼけも美しいです。
当サイトで掲載している写真のほとんどはこのレンズで撮影しています。
レンズ:シグマ 30mm F1.4 (APS-C機では35mm換算でおよそ50mmの標準レンズになります) やわらかいボケ味のレンズです。 ※僕が使っているのは、このレンズの旧モデルで名前にEXが付きます。 |
SIGMA 50mm F1.4(フルサイズ機を購入する場合はこちらを選ぶといいと思います)
レンズ:SIGMA 50mm F1.4 フルサイズで標準のレンズになります。APS-C機ですと中望遠(80mm程度)になります。 |
手ぶれ補正?
暗い室内ということであれば手ぶれ補正があればベストですが、単焦点レンズ(焦点距離30から50mm程度のもの)は手ぶれ補正がついていないものがほとんどです。
ですが、明るいレンズを選択することで手ぶれ補正は必要ないと思います。
それよりもISO感度を上げて撮影してみることが効果的だと僕は思っています。室内であれば、ISO感度を800程度にしてみて、それでも手ぶれするようであれば1600を試してみるといいと思います。
尚、室内での撮影テクニック集でもご紹介しましたが、暗い室内だからといってフラッシュはたかない方がいいと僕は思っています。
フラッシュをたいて撮影すると不自然な影が出てしまったり、背景が暗くなって肉眼で見た感じとはあまりにもかけ離れた写真になってしまいがち・・・ですので。