ポートレイト(人物写真)に適したレンズはどれ?
今回はポートレイト撮影に適したレンズについて考えてみたいと思います。
ポートレイトに適したレンズを考える時、まず、どんな人物を撮影するかということも考慮する必要があるのかも知れません。
例えば、家族写真なのか、それとも何かの撮影会などで使うのか。
その次にどこで撮影するか(室内なのか屋外なのか・・など)・・・ということを考えて、レンズを絞り込んでゆく必要があると思うんです。
そういった点も踏まえたうえでポートレイトに適したレンズを考えてみたいと思います。
1.背景をぼかしたい
ポートレイトではよく背景をぼかしたりします。そうすることで被写体が浮き上がってきて、とても綺麗な写真に仕上がることがあります。
レンズですが、背景をぼかしやすいF値が2.8未満のレンズがやはり個人的にはおすすめです。
もっと思い切り背景をぼかしたい時はF値が1.4などのレンズを選ぶとまろやかで大きなぼけが楽しめます。
2.焦点距離はどれがいい?
家族写真や室内で撮影する場合は短めの焦点距離でもいいと思います。それほど被写体から離れるというのもよほど大きな空間でなければないと思いますので。
そう考えると、フルサイズでは50mm前後。一般の一眼レフ(APS-C)の場合は30mm前後の単焦点レンズでF値が小さいものがおすすめです。
これは例えば、家族を撮影するような場合や親しい友人の場合の話です。
あまり親しくない人を相手にあまり近づいて撮影すると相手も構えてしまって不自然な写真になってしまうことがありますので・・・
そんな時は85mm程度のレンズ(APS-Cの場合は50mm前後のレンズ)がいいかも・・・知れません。
85mm前後のレンズであれば、被写体との距離もある程度開きますから、被写体の自然な表情などを撮影しやすいと思いますので。
当サイトで掲載している写真のほとんどはこのレンズで撮影しています
レンズ:シグマ 30mm F1.4 (APS-C機では35mm換算でおよそ50mmの標準レンズになります) やわらかいボケ味のレンズです。 ※僕が使っているのは、このレンズの旧モデルで名前にEXが付きます。 |
SIGMA 50mm F1.4(フルサイズ機を購入する場合はこちらを選ぶといいと思います)
レンズ:SIGMA 50mm F1.4 フルサイズで標準のレンズになります。APS-C機ですと中望遠(80mm程度)になります。 |
3.望遠ズームを使う
屋外などで撮影する際に便利なのが85mm前後のレンズです。ある程度距離が離れていても被写体を大きく撮影することができます。
また、望遠ズームレンズを使うのも良い方法だと思います。例えば、子供の写真などは近づいてしまうとカメラ目線で同じような写真ばかりになってしまいがちです・・・
そこで子供から少し離れ、自然な表情やしぐさなどを撮影するのも良い方法かと思います。
そんな時は70-300mmなどのズームレンズだと遠くからアップで撮影できるのでおすすめですね。