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背景をぼかすのに最適な4つのレンズ

一眼レフカメラの利点の1つは背景をぼかせることかなと・・・思うんです。

僕は背景ぼけが綺麗な写真が撮りたくて一眼レフをはじめました。最初にボケが綺麗な写真を撮影できた時にはもうすごい感動しました。

そこからずっとカメラにはまっています。

ただ、一眼レフを買ったから背景ぼけがある写真を撮れる・・・ということではなく、ぼかすにはそれなりのレンズが必要になってきます。

下記は背景をぼかすのに適した4つのタイプのレンズになります。

1) 単焦点レンズでF値が小さいもの

背景をぼかすのに、一番のおすすめは単焦点レンズです。単焦点レンズでF値が2.0未満のものを選ぶといいと思います。

F1.4などのレンズになると、かなり綺麗な背景ぼけが楽しめます。

単焦点レンズの利点は高画質の写真が撮れるわりにはリーズナブルな点です。

勿論、ズームはききませんが、その欠点を補って余りある利点が単焦点レンズにはあるのではないかなと・・・思います。

背景をぼかすためには、カメラを絞り優先モードにして、F値をできるだけ小さくして撮影してみます。

下記は僕が使用しているレンズです。

当サイトで掲載している写真のほとんどはこのレンズで撮影しています

レンズ:シグマ 30mm F1.4

APS-C機では35mm換算でおよそ50mmの標準レンズになります)

やわらかいボケ味のレンズです。

※僕が使っているのは、このレンズの旧モデルで名前にEXが付きます。

2) 望遠ズームレンズ

望遠レンズはピントが合う範囲が狭く(被写界深度が浅く)なりやすく背景も綺麗にぼけるレンズです。

望遠ズームレンズの広角側で(焦点距離を長くして)撮影すると背景もぼけやすくなります。

写真はキャノンのズームレンズ:
EF70-300mm F4-5.6L IS USM

ポートレイトから風景までまさにオールラウンドの望遠レンズです。70mmから300mmという広い焦点距離をカバーしています。

3) 大口径のズームレンズ

大口径のレンズとはF値が小さいレンズのことになります。

F値が小さいほど背景はぼけます。大口径のズームレンズは高価ではありますが、背景ボケも信じられないほど綺麗に写ります。

ただ、欠点は高価な点と大きさや重さ。

手軽に背景ぼけを写したいのであれば、望遠レンズや単焦点レンズの方がよいかも知れません。

しかし、本格的に写真を撮りたいという方にはおすすめのレンズになります。

写真はキャノンの大口径レンズ:
EF70-200mm F2.8L IS II USM

プロやハイアマチュアなどにも絶大な人気を誇るレンズ。F2.8と明るいレンズです。

4) マクロレンズ

小さな被写体を大きく写すことができるマクロレンズもとろけるようなぼけが美しいレンズです。

花や昆虫、雑貨など小さなものを撮りたいという方にはおすすめのレンズです。

他のレンズでは撮影できない世界を写せる魅力にはやっぱり惹かれます。

写真はキャノンのズームレンズ:
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM

中望遠のマクロレンズです。手持ちで高精度な等倍撮影が可能という高性能なレンズです。