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絞り優先モードの使い方や仕組みとは?

一眼レフやミラーレス一眼カメラなどにはモードが沢山ついています。
その中の1つが絞り優先モードです。

僕は基本的に絞り優先モードを使っています。何故かと申しますと・・・一番使いやすいモードだから・・です。

一眼レフなどには他にもシャッタースピード優先モードなどがありますが、その中で何故絞り優先モードばかり僕が使っているかについて少し書かせていただきたいと思います。

目次

F値をコントロールする

その1つ目の理由は、絞りをコントロールすることでぼけを生かした写真を撮ったり、背景までくっきりと写った写真を撮りたい(使い分けたい)から・・・です。

背景をぼかすには絞り優先モードでF値を小さくします。F値を小さくすることを絞りを開けるといいますが、こうすることでピントが合う範囲が狭くなり、背景もぼけます。

逆にF値を大きくすることを絞りを絞るといいますが、こうすることでピントが合う範囲が広くなり、背景までくっきりと写るようになります。

絞り優先モードにしておけば、このようにF値を変えることでぼけを生かした写真が撮れたり、背景までくっきりと写った写真を自分の思うようなイメージで撮ることができるようになります。

この絞り優先モードはコンパクトデジカメにも搭載されているものもありますが、イメージセンサーが小さいコンデジではあまり背景はぼけませんので、背景をぼかした写真を撮りたい場合は一眼レフもしくはミラーレス一眼がおすすめです。

下記はF5.6で撮影したものになります。

F値を小さくします。今度はF1.8で撮影してみます。背景が随分とぼけました。

もう2枚、ご紹介します。

下記はF13で撮影したもの。背景までくっきりと写っています。どこかごちゃごちゃしたイメージになっています。

今度はF1.8にして撮影。背景がぼけました。

こういう風に背景をぼかすということは、被写体を浮かび上がらせるだけでなく、必要のないものをうまく省いてくれる効果もあります。

写真は引き算だとよく言われますが・・、ぼけを使うこともまた引き算の1つになると思います。

シャッタースピードを自動でコントロールしてくれる

絞り優先モードのもう1つの利点はシャッタースピードを自動でコントロールしてくれるということです。

F値を変えるとそれに合ったシャッタースピードをカメラが自動で設定してくれます。

この機能のどこがいいか・・・ということですが、そのF値に見合った・・・と言いましょうか、設定したF値で思うような明るさと言いましょうか、そんな写真になるようにシャッタースピードを自動で調節してくれます。

ところが、シャッタースピード優先モードでは、シャッタースピードを自分でコントロールします。それは手動なので・・・撮影してみたら、あれ?ちょっと暗い・・・とか、明るすぎる・・・ということが場合によっては起きます。

絞り優先モードではそういったことが比較的少ないので・・・大きな失敗がないというか、そこそこの写真が撮れると言いましょうか、それが絞り優先モードの利点でもあると思います。

そういう意味でも絞り優先モードは安全なモードであると言えるのかなと・・思います。

絞りとシャッタースピードの関係

先ほど絞りとシャッタースピードについて少しご紹介しましたが、この2つは深く関係しています。

絞りを開けた場合(F値を小さくした場合)

絞りを開けた場合、もしくはF値を小さくした場合、シャッタースピードはそれに伴って速くなります。

ですから、シャッタースピードを上げたい場合、例えば、ブレをなくしたい場合などは絞りを開けることでシャッタースピードも上がってくれますから、暗いところでの撮影などには便利です。

絞りを絞った場合(F値を大きくした場合)

絞りを絞った場合、もしくはF値を大きくした場合はシャッタースピードが遅くなります。

シャッタースピードを遅くしたい場合、例えば流し撮りをしたい場合などは絞りを絞ってあげるとシャッタースピードも遅くなってくれます。