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シャッタースピード優先モードの使い方や特徴

シャッタースピード優先モード(T、Tv、Sなど)はシャッタースピードを自分で設定できるモードです。絞り(F値)はカメラが自動で設定してくれます。

目次

使い方

シャッタースピードが遅いと被写体ブレが生じることがあります。

わざとぶれさせてスピード感を出す場合もありますが、ブレをなくしたい場合は、シャッタースピードを少し速くして撮影してあげると被写体は止まって写ります。

スポーツや子供などの速い動きを止めて撮影するような場合にシャッタースピード優先モードを使用することもできます。

逆に、下記のように、わざとシャッタースピードを遅くして水の流れを表現したりするのにもシャッタースピード優先モードは使えます。

シャッタースピードと光の量

シャッタースピードが遅くなればなるほどにカメラが取り込むことができる光の量も増えます。

例えば、夜景などを撮影する場合は三脚などを使用して、シャッタースピードを遅くして撮影することでイルミネーションを綺麗に写したりすることができるようになります。

逆にシャッタースピードが速くなると光の量も少なくなってきます。

絞り優先モードでもシャッタースピードをコントロールできる

シャッターのスピードというのは絞り優先モードで絞りの数値(F値)を変えることでもコントロールできたりします。

F値を小さくするほどにシャッタースピードは速くなりますので、手ブレなどを防ぎたい場合はシャッタースピードを上げる方法以外にも、F値を小さくするというのも1つの方法です。

逆にF値を大きくするとシャッタースピードは遅くなります。
この2つを覚えておくと色々な場面で便利です。

手ブレをさえるにはどの程度のシャッタースピードがいいか

これはあくまでも一般的に・・・ということですが、手ブレをしないシャッタースピードはレンズの焦点距離分の1以上と言われています。

例えば、50mmのレンズで考えてみたいと思います。
この場合手ブレをしないスピードは:

1/50秒以上・・・ということになります。

例えば、1/30秒だと手ブレしやすくなりますよ・・・ということになります。

しかし、場合によってはシャッタースピードを速くすると写真が暗くなりすぎてしまう場合があります。

そんな時はISO感度を上げてみます。室内であれば、ISO感度を800程度、室外の例えば夜だったりした場合はISO感度を1600程度にして撮影してみるといいと思います。

ただし、ISO感度を上げ過ぎると画像が荒くなりますのでその点は注意が必要かなと思います。