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子供写真の撮り方、撮影テクニック集

子供を上手に撮影するのは案外難しかったりします。

今回は後で何度も見返したくなる・・・そんな子供の写真の撮り方をご紹介したいと思います。

目次

1.カメラは一眼レフやミラーレス一眼を

まずはカメラ・・・ということですが、おすすめはやはり一眼レフになります。一眼レフの大きさや重さが気になる方であればミラーレス一眼もおすすめです。

コンパクトデジカメ(コンデジ)では背景をぼかすことができなかったり、描写力という意味でも一眼レフの方が圧倒的に上です。

子供の写真は一生残るもの。何十年後に見たりするもの。できれば・・・良い写真を残したいと思われる親御さんも多いと思いますが、やはりそういった方には一眼レフ、ミラーレス一眼がおすすめです。

おすすめのカメラにつきましては、おすすめのカメラのコーナーでご紹介しておりますので、今回は省略したいと思います。

2.背景はぼかす

子供写真を綺麗に撮る1つ目の方法は背景を思いきりぼかす・・・という方法です。

この背景をぼかすというのはコンデジではできませんので一眼レフ、もしくはミラーレス一眼が必要になってきます。

下記は背景をぼかして撮影された写真。子供が浮き上がってくるようなそんな写真になります。

こんな写真、プロしか撮れないと思っている方もいらっしゃいますが、やり方さえわかれば、そして、一眼レフと背景をぼかすのに適したレンズがあれば案外簡単に撮影できたりします。

カメラは一眼レフ、レンズも背景がよくぼける明るい単焦点レンズがおすすめです。

明るい単焦点レンズとはF値が小さいレンズのことになります。僕はキャノンの一眼レフを使っています。レンズはシグマ 30mm F1.4を使用していますが、子供撮影には最適のレンズだと思います。

さて、背景のぼかし方ですが、まずカメラを絞り優先モードにします。次にF値をできるだけ小さくしてみてください。その状態で撮影すれば背景が綺麗にぼけると思います。

望遠レンズを持っている方は望遠側で(できるだけズームインして)撮影すると背景がぼけやすくなります。

背景のぼかし方についてはカメラ(写真)で背景をぼかす6つの方法もご覧いただければ幸いです。

3.子供の目線で撮影する

これが一番大切なことかも知れません。子供の写真はとにかく子供目線で撮影することがコツだと思います。子供目線だと子供が見ている景色が見えてきます。

どうしても自分の目の位置でカメラを構えて子供を見下ろすような写真で撮影してしまいがち・・・だと思うんです。

ただ、これだとどうしても平凡な写真になってしまいます。

そこでもう思い切って床に寝転がるような感じ(笑)で子どもの目線までカメラを下げて撮影してみます。

すると、案外面白い写真が撮れたり・・します。

4.全身を入れなくてもいい

どうしても子供の写真だと全身を入れようとしてしまいがち・・・だと思うんです。しかし、そこは思い切って子供に寄ってみるのも1つの方法です。

思い切って寄ることで面白い表情が撮れたりします。

顔も全部入れなくてもいいです、頭の上の部分を切って思い切り寄るのもいいと思います。また、目や口、手や足といった部分だけを大きく写すのもとても良いと思います。

↓も思い切って近づいて撮影された写真です。面白い写真になっていると思います。

とにかく寄ってみる。これがコツだと思います。

5.1枚だけじゃなく・・・

写真を撮る際は1枚だけではなくて、構図を変えて何枚も撮影してみることも大切なことだと僕は思っていて。

プロでも1枚で終わり・・・ではなかったりします。何枚も構図を変えたり設定を変えたりして撮影して良いものを撮影してゆきます。

ならばアマチュアは余計たくさん撮る必要があると思うのです。

ポイントは構図を変えてみること。カメラを低く構えたり、角度を変えたりして撮影します。それと同時に「露出補正」を変えたり、「ホワイトバランス」を変えたりするのも良いと思います。

特に露出補正に関しては、カメラの液晶画面では良いと思っても、パソコンなどより大きな画面で見ると暗すぎた・・・ということもありますので、何枚か違う露出で撮影してみるといいと思います。

6.カメラ目線の写真ばかり撮らない!

「こっち見て!」(パシャ)

・・・という風にして撮影するとカメラ目線の写真ばかりになってしまいますが、記憶に残る写真、思わず何度も見てしまう写真って案外自然な表情を撮ったものだったりもします

だから、子供が自然にしている時、遊んでいる時などにさっと横顔を撮ったりするといい写真になったりもします。

↓こういう自然な写真の方がピースサインしてカメラ目線の写真よりも思い出に残ったりします。

それから、単焦点レンズなどで子供に近づくとどうしても子供がカメラを見てしまう・・・ということもあるかも知れません。

そういう場合はズームレンズの望遠側で撮影するのも1つの方法です。遠くから撮影することでより自然な表情が撮れたりします。