ホワイトバランスとは?
カメラにはホワイトバランスという機能が備わっています。
基本的にはホワイトバランスはオートのままで大丈夫なのですが、時々、あれ?何だか色がおかしい・・・と撮った写真を見て思うことがあります。
写真がなんか赤っぽいとか、青っぽいとか、オレンジっぽい・・・とか。
そんな時により自分が見た感じの自然な色にするために使う機能が、ホワイトバランスです。
ホワイトバランスとは、簡単に言うと・・・白いものがちゃんと白く写るように色の調整をしてくれる機能です。
日常生活の中にある光には色々な種類(太陽の光や蛍光灯の光などなど・・)があります。
そんな様々な光の中でも人の目はとても優秀で、白いものはちゃんと白いものとして認識してくれます。
ただ、カメラは人の目と違ってそこにある光の色をそのまま捉えてしまうといいましょうか・・・そのため、撮影した写真を見ると、白い被写体なのに・・・例えば、赤っぽく写っていたり・・・することがあります。
そんな時に白いものを白く写してくれる機能がホワイトバランス・・・になります。
同じ写真でも、ホワイトバランスを変えると全然印象の違った写真になります。
下記はホワイトバランスを変えて撮影したものです。
1)オート
2)太陽光
3)日陰
4)曇り
5)白熱電球
6)蛍光灯
ホワイトバランスの使い方
ホワイトバランスの使い方は基本撮影テクニックの「ホワイトバランスの調整・補正設定方法」でもご紹介しておりますので、よろしければそちらも参考になさってください。
ただ、基本的な考え方としては・・・
オート・・・基本的にはこのオートでOK
太陽光(晴天)・・・晴れた日の屋外での撮影時に
くもり(曇天)・・・くもった日の屋外での撮影時に
蛍光灯・・・蛍光灯の灯りの中での撮影時に
白熱電球・・・白熱電球の灯りの中での撮影時に
・・・それぞれ使うといいかも知れません。
また、ホワイトバランスをあえて変えて撮影することで温かみを加えたり、よりクールに写したり・・・といったこともできます。
例えば・・・温かみのある写真を撮りたい時は「太陽光」、夕陽をより赤く撮りたい時などは「くもり」や「日陰」、クールで幻想的な写真にしたい時は「白熱電球」に設定してみると、面白い写真になることがあります。