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明るいレンズとは?

よく明るいレンズがどうのこうの~・・・と言われますが、この明るいレンズとは簡単にご説明するとF値が小さいレンズのことをいいます。

単焦点レンズの場合はF値が2.0未満。ズームレンズならF2.8程度のレンズが明るいレンズになります。(一般的にはF値が2.8あれば明るいレンズと呼ばれます)その構造上、単焦点レンズは明るくなりやすく、逆にズームレンズは暗いレンズになりやすいという特徴があります。

利点について

さて、こういった開放F値(F値の最少値)が小さいレンズの利点は下記のようなものが挙げられます。

1.大きなボケを楽しめる

こういた背景ぼけが綺麗な写真も明るいレンズならでは↓

F値を小さくすればするほど、被写界深度が浅くなり、被写体の背景がぼけます。

ポートレイトなどで背景を大きくぼかして、被写体を浮かび上がらせたい場合はF値が小さなレンズを使って撮影すると綺麗なボケが楽しめます。

その場合は絞り優先モードにしてF値をできるだけ小さく設定すると背景が大きくぼけると思います。

2.シャッタースピードを速くすることができる

明るいレンズのもう1つの利点は暗い室内でもある程度シャッタースピードを速くして撮影できるという点です。

室内では光が不足することがよくあります。そういう時は明るいレンズを使って撮影してあげると手ぶれなどを防ぐことができますのでおすすめです。

同じ理由で、夜に撮影する際も明るいレンズの方が有利となります。

もし、明るいレンズでも手ぶれするようなことがあれば、その時はISO感度を上げて撮影するとシャッタースピードが稼げるので手ぶれしないで撮影できるようになると思います。

デメリットもある・・・

写真はキャノンの単焦点レンズ:
EF50mm F1.2L USM

F1.2ととっても明るいレンズです。レンズの直径も大きい!

ただその分重くなってしまうというデメリットも・・・。

さて、そんな良いことばかりに見える明るいレンズにもデメリットもあります。

明るいレンズとはF値が小さいレンズになりますが、このF値は、実はこんな数式で計算されます:

F値 = 焦点距離 ÷ レンズの直径

つまり・・・同じ焦点距離だった場合、レンズの直径が大きいレンズの方が明るいレンズになります。

これはどんなことを意味するかというと、明るいレンズは大きく、重くなりやすい・・・ということなんです・・。

単焦点レンズなどではリーズナブルな価格でF値が1.4などのレンズも市販されていますが、望遠レンズでF2.8などの明るいレンズになると高価なものが多く、さらにサイズも大きくて重い・・・というデメリットもあります。

ただし、その分背景ぼけが美しかったり、画質もよかったりしますから、最終的にどんなものをどのように撮りたいか・・・ということが大事になってくるのかも・・・知れません。

僕個人的には明るいレンズはとても好きです。

勿論、価格も高くなりやすいですが、単焦点レンズであれば、前述したようにある程度リーズナブルの価格で手に入りますので、1本は持っておいて損はないと僕は思ってます。