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被写界深度とは?

カメラ用語に被写界深度(ひしゃかいしんど)という言葉があります。

簡単にご説明すると、被写界深度とはピントが合っている範囲のこと・・・になります

ピントが合う範囲が狭くなることを被写界深度が浅いといいます。逆にピントが合う範囲が広いものを被写界深度が深いといいます。

例えば、被写体にピントを合わせて背景をぼかした写真は被写界深度が浅い写真です。逆に風景写真などですべてをくっきり写したようなものは被写界深度が深い写真・・・ということになります。

F値を変えるとピントが合う範囲が変わる

さて、この被写界深度を変えて、背景をぼかした写真や奥の背景までくっきり写すにはF値を変えてあげます。

F値を変えるにはまず絞り優先モードにします。

F値を小さくするほどピントが合う範囲が狭くなりますから、背景がぼけます。逆にF値を大きくするとピントが合う範囲が広くなり背景までくっきり写すことができるようになります。

下記はF13で撮影。ちょっと比較してみたいと思います。

 

次にF5.6で撮影。↓こちらの方が背景がぼけていると思います。

F5.6であまりぼけないかなと思われるかも知れませんが、この場合、被写体(左のクマ)に近づき、背景の山々が被写体から離れているのでぼけが大きくなります。

他にもある被写界深度をコントロールする方法

F値を変える方法が一番わかりやすいですが、他にも2つ方法があります。

1) 焦点距離

レンズの焦点距離が長い望遠レンズになるほど、被写界深度が浅くなりやすく、望遠レンズだと背景もぼけやすくなります。

一方焦点距離が短い広角レンズは被写界深度が深くなりやすいという特徴があります。

そのため、同じF値であっても、望遠レンズの方が広角レンズよりぼける・・・ということになります。

2) 被写体までの距離

もう1つの方法が被写体までの距離を変える・・・という方法です。カメラから被写体までの距離が短くなるほど、被写界深度は浅くなりやすく、背景がぼけやすくなります。

一方カメラから被写体までの距離が長くなるほど、被写界深度は深くなりやすく背景までくっきり写りやすくなるという特徴があります。

まとめると

背景をぼかすには(被写界深度を浅くするには)

1.F値を小さくする
2.望遠レンズを使う
3.被写体に近づく

背景までくっきり写すには

1.F値を大きくする
2.広角レンズを使う
3.被写体から離れる

・・・といった形になります。