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流し撮りというテクニック:方法とコツ

プロなどが使うテクニックの1つに「流し撮り」と呼ばれるものがあります。しかし、これはプロではなくてもアマチュアでもコツさえつかんでしまえば案外簡単にできてしまうテクニックです。

今回はそのコツや具体的な方法などをご紹介したいと思います。

流し撮りはスピード感を出したり、迫力ある写真にしたりすることができたり、躍動感を出したりすることができる撮影方法ですが、コツは4つあります。それぞれのやり方を具体的に見てみたいと思います。

目次

1.シャッタースピードを設定する

まず初めに流し撮りをする際はシャッタースピードを設定することからはじめます。高速シャッターで撮影してしまうと、背景が流れているようには撮れませんので、まずシャッタースピードを遅く設定することが必要になります。

シャッタースピードを遅く設定する一番簡単な方法はシャッタースピード優先モードにしてしまうこと。そして、シャッタースピードを1/250秒にまずは設定して練習してみます。

これである程度慣れてきたら、今度は1/60秒などに挑戦してみます。

シャッタースピードを変えて色々と練習してみると面白いと思います。

さて、シャッタースピードを遅くする方法ですが、実はもう1つ簡単な方法があります。それは絞り優先モードで絞りを絞ることです。絞りはシャッタースピードにも深い関係があって、絞りを絞る(F値を大きくする)ほどにシャッタースピードは遅くなる・・・という特徴があります。

ですから、F値を大きくすることでもシャッタースピードを遅くできます。

絞り優先モードでもシャッタースピード優先モードでもどちらでもよいと思いますが、シャッタースピード優先モードの方がわかりやすいかも知れません。

ポイント:シャッタースピードは、1/250秒からはじめる。

2.ピントの合わせ方

さて、動いている被写体に対して、撮りたい場所に被写体が来てからピントを合わせるのでは遅すぎる場合があります。

流し撮りの場合は、置きピン(置きピンの方法と使い方参照)をして予めピントを合わせておくか、コンティニュアンスAF(シングルAFとコンティニュアンスAF(ワンショットAFとAIサーボ)参照)でピントを合わせるといいと思います。

3.カメラを振る

さて、シャッタースピードを設定して、ピントを合わせるかもしくはコンティニュアンスAFモードに設定したら今度はいよいよ撮影に入ります。

撮影方法は被写体、例えば電車の場合は、電車に合わせてカメラを振ります。

コツは電車が来たらシャッターを押しながら、電車の動きに合わせてカメラを振ることです。すると背景が流れるように写って迫力のある写真に仕上がります。

4.構図

流し撮りでもう1つのコツは構図です。最初は構図どころではなくて、撮影するだけで手一杯だったりします・・。

しかし、慣れてきたら構図も考えてみると面白い写真になったりします。

よくありがちなのが、日の丸構図になってしまうことですが、これはファインダーの中央で被写体をとらえようとしてしまったため・・・です。そうではなくて、ファインダーの中のどの位置で被写体をとらえるかをあらかじめ決めておくといいかも知れません。

そしてその位置でピントを合わせてカメラを振ることで日の丸構図以外の構図でも撮影できるようになると思います。

↓は日の丸構図になってしまっています。

そこで、↓のように構図を変えても面白い写真になります。

応用テクニック

ここまでは流し撮りの基本的な方法についてみてきました。実は他にも応用テクニックがあります。それらは、

1.ズームを使った流し撮り

これはズームレンズを使った流し撮りの方法です。

やり方は、まず1)構図を決める。2)ピントは置きピンをしておく。3)望遠側で被写体を捉えたら、被写体の動きに合わせてズームアウトしながらシャッターを切る。

シャッタースピードですが、1/8秒など遅いシャッタースピードで撮影するとうまくいくようですが、色々試してみるといいかも知れません。

2.前ボケを使ったテクニック

前ボケについてはご紹介しましたが、この前ボケを応用して手前にある花や葉っぱなどが流れるようにして撮影するというテクニックです。

この際、前ぼけが画面の大部分を占めるようにすると幻想的な写真になったりします。

やり方は、1)置きピンをしておく。2)被写体とカメラの間に花や葉っぱなどぼかすものを見つける。3)被写体の動きに合わせてカメラを振る。

シャッタースピードは1/60秒などで試してみるといいかも知れません。被写体の手前の花などは思い切って画面の大部分を占めるような形にしてみると面白いかも知れません。