ホーム > 基礎知識 >

一眼レフの正しい構え方とは

今回は一眼レフの構え方についてご紹介させていただきたいと思います。

カメラの構え方といっても、自分が構えやすいように構えるのが一番かなと思うんです。

ただ、もしよく手ぶれしてしまうですとか、撮影を続けていると疲れてくる・・・ですとか、そんな場合は構え方をチェックしてみるのもいいかも知れません。

ここではあくまでも一般的に言われている正しい構え方、もしくは、僕が思う正しい構え方・・・といったものをご紹介させていただきたいと思います。

目次

悪い例、良い例

まず悪い例を少々極端に・・・ご紹介したいと思います。

下記の例だと、脇が空いていて両手でカメラのボディをおさえています。
両足は閉じていてどこか安定感に欠けています。

この構え方はコンデジ(コンパクトデジカメ)の構え方・・・に似ているかも知れません。

ただ、コンデジのように軽いカメラであればこれでもいいと思うのですが、一眼レフはまずボディそのものがそれなりに重いものもあります。

それに加えてレンズもそれなりに重さがあるので・・・このような構え方ですと、安定感に欠けてしまったり、撮影していると疲れてくることがあるかも・・・知れません。

次に正しい構え方、もしくは安定感があって、疲れにくい構え方です。

この構え方ですが、少し説明を加えたいと思います。

まず、右手はカメラのグリップ部分をしっかりと握ります。
右の人差し指はシャッターボタンにかけます。

次に左手でレンズを下から支えるようにします。

こうすることでカメラをしっかりと支えることができますし、例えば、レンズが重い、大きいものであっても、しっかりと支えることができると思います。

脇はしっかりとしめることも大切かなと思います。

脇が空いているとカメラもブレやすくなりますので。

また、両足は少し開いてあげるとバランスがとれると思います。

縦位置の構え方

縦位置で写真を撮影する場合は2通りの方法があります。

1つは右手を上にする方法、そして、もう1つは右手を下にする方法です。

これはどちらが正しいというわけではないと思うので、自分が合うと思った方法を選択するのが一番かなと思います。

下記は右手を上にした構え方です。右手はグリップをしっかり握って、左手はレンズを下から支えてあげると安定します。

低い位置での撮影

低い位置、例えばしゃがんで撮影するような場合は片方の膝を地面につけて構えると安定しやすいです。

その際、立てた膝に肘を乗せるとさらに安定します。

それでも手ブレしてしまうような時は

ここまでご紹介してきた構え方をすることである程度安定した撮影ができるようになると思います。

ただ、それでも手ブレしてしまうような場面もあるかも知れません。例えば、暗い室内での撮影などです。その場合は下記のような対処法があります。

1.絞り優先モードでF値を小さくする

絞りを開けると(F値を小さくすると)シャッタースピードを速くすることができますから、その分手ブレを防ぐことができるようになります。

逆にF値を大きくするとシャッタースピードは遅くなりますから、暗い室内などではF値を小さくして撮影してみると手ぶれを防げると思います。

2.ISO感度を変える

ISO感度は通常はオートのままでいいと思いますが、今回のようにどうしても手ブレしてしまうような場面ではISO感度を上げてあげることでシャッタースピードをかせげるようになり、手ブレを防ぐことができるようになります。

暗い室内であれば、ISO感度を800程度。夜景を撮影する際は1600程度に設定して撮影してみるといいと思います。

それ以上にISO感度を上げることができる機種もありますが、あまりISO感度を上げ過ぎてしまうとノイズが多くなってしまい、画質が落ちることがあるので、その点は注意した方がいいと思います。

3.寄りかかる

また構え方に戻りますが(笑)、近くに柱や壁がある場合はそういったものに寄りかかって体を安定させることも良い方法だと思います。