お料理やカフェでの写真の撮り方と光(順光・サイド光・逆光)
料理の撮影方法と9つのテクニックからの続きになります。
お料理の写真を撮る時でも、他の写真でもそうかも知れませんが、大切なのは「光」の使い方なんだと思うんです。
お料理に対して、光が当たる方向を変えるだけで出来上がった写真も大きく変わってきます。
お料理の写真は逆光かサイド光が美味しく見える!
それぞれ簡単にご説明しますと・・・順光は太陽の光を背にする形になります。逆に逆光はカメラに向かって太陽の光が差している状態です。
サイド光とは、下記の図のように真横から光が被写体に向かって指している状態です。
写真では逆光を避けた方がいいと思われてしまうこともありますが、実は逆光はとても綺麗な写真が撮れる光で、お料理にも適しています。
結論から申し上げてしまうと・・・お料理に適しているのは、逆光とそれからサイド光になります。
順光でも問題なく撮れますが、どこかのっぺりした写真になってしまうことが多いかも・・知れません。
・・・と言っても分かり難いと思いますので・・実際に写真で見てみたいと思います。
1)順光、2)サイド光、3)逆光・・・の順でご紹介します。
1)順光
順光です。これでも悪くはないと思うんです。でもどこかのっぺりした感じで、これよりももう少し美味しそうに撮る方法がありそうです・・。
2)サイド光
今度はサイド光です。この光だと、メロンのみずみずしさがそれなりに出ているように思います。少なくとも先ほどの順光の写真よりは美味しそうに見えると思うんです。
3)逆光
最後に逆光です。逆光だとお料理のつやですとか照りのようなものが出やすいと言われています。この写真でも逆光の方が順光よりは美味しそうに撮れているように思います。
違う被写体(サラダ)でそれぞれ1)順光、2)サイド光、3)逆光で撮影して比較みたいと思います。
こんな感じになります。
1)順光
2)サイド光
3)逆光
・・・ちょっとサイド光の被写体の向きが・・・ごめんなさい。(汗)
ただその・・・順光よりはサイド光、もしくは逆光の方がお料理は美味しそうに撮れると思います。
逆光で撮影する際の注意点ですが、どうしても写真が暗くなりがちです。
下記のように・・・↓
↑の写真は露出補正をしていません。
ちょっと暗いので、露出補正プラス1で撮影してみます。
随分と明るくなりました。
先程ご紹介した逆光で撮影した写真↓は露出補正+2で撮影しています。明るすぎる感じもしますけど・・・露出補正は大胆にやってみても案外面白いのかも知れません。
タイトルにカフェでの・・・とも入れたのに、カフェのことがすっかり抜けてますが(汗)・・・、カフェなどで撮影する際も窓側の席に座って、逆光やサイド光で撮影してみると綺麗な写真が撮れたりすると思います。
お料理だけではなくて、他の被写体を撮影する際も、光の向きを注意してみるだけで、綺麗な写真が撮れたりしますので、もしよかったら、是非試してみてください。