レンズフードの役割と必要性は?使い方や4つの効果も
レンズフードって必要なのだろうか・・・カメラをはじめたばかりの頃、そんなことを思ったりしていました。
ところが、すぐにレンズフードは必要なものだということを知りました。
今回は、何故必要なのか?つけるとどんな効果があるのか?どんな役割があるのか?といったことを考えてみたいと思います。
目次
4つの理由
1) ゴーストやフレアといった光の映り込みを防ぐ
下記の光の玉のようなものがゴーストですが、(あえてゴーストを入れる撮影法もありますが)こういったものを写しこまないためにはレンズフードが効果的です。
逆光などで撮影したりすると、よく画面が白っぽく写ったり(フレア)、光の玉や輪のようなものが写ったり(ゴースト)することがありますが、レンズフードを取り付けることで、こういったものの写り込みを防止することができます。
レンズフードにはレンズに直接強い光が入ってくるのを防止してくれるという大事な役割があります。
勿論、レンズフードをつけたからと言って完璧にゴーストやフレアを防止することはできませんが・・・ただ、付けた方がゴーストやフレアが写ってしまう確率はぐんと低くなります。
尚、どうしても強い光が防げない時は、手や紙などで光を遮る方法もあります。そうすることでレンズフードでもカバーできない強い光が入ってくるのを防ぐことができます。
2) ガラスに反射したものの写りこみを防ぐ
ホテルからの景色を撮影したり、水族館などで撮影する際にガラスに自分が写りこんでしまう時があります。
これを防止するにはガラスに近づくこと・・・ですが、その際レンズフードがあると写りこみを簡単に防止することができます。
3) レンズを守る
撮影をしていたり、カメラを置こうとしたときにレンズを誤ってぶつけてしまうことがあります・・。
上記のようにガラスに近づいて撮影していて、レンズをガラスにぶつけた・・・なんてこともよくあったりしますので・・。高価なレンズなのに傷がついたら・・・。(泣)
レンズフードを取り付けることでそういった事故を防いでくれます。
4) レンズを誤って触ってしまうのを防ぐ
何気ない拍子にレンズを触ってしまうことがあったりします。また、雨が降ってきてレンズが濡れてしまったりすることも。
そういったことを防止するにもレンズフードは活躍してくれます。
どの場面で使った方がいいか?
さて、ここまで4つの役割や効果などについて見てきました。それらを考えると、ほぼつけっぱなしでもいいと思うんです。
特に外出先ではレンズフードはつけて行った方がいいのかなと思います。太陽の下で撮影する場合や逆光の場合はその効果を発揮してくれますので。
ただし、冒頭でもご紹介させていただきましたが、写真撮影のテクニックの中にはわざとゴーストを写真に入れるという方法もありますので、その際はレンズフードははずして使うといいと思います。
円型フードと花形フード
左下が円形フード、右下が花形フードです。
どちらもゴーストやフレアを抑制する効果があります。
違いを簡単にご説明すると、円型よりも花形の方がよりゴーストやフレアをより効率的に抑制する効果があります。つまり、花形の方が遮光特性が高いということになります。
ただし、この花形フードはしっかりレンズに取り付けないとケラレといって、画面の端などに黒い影のようなものが写りますので注意してください。
内臓ストロボを利用する場合ははずす
内臓ストロボを使用する場合ですが、レンズフードをつけていると上記のケラレが出てしまうことがあります。
念のためにテスト撮影して使用するか、レンズフードは外してしまうのが良いかも知れません。
使用しない時
レンズフードですが、使用しない時はフードを逆に取り付けることもできるので、便利です。
カメラを持ち運ぶ時は常にフードを付けておくか、もしくは逆さにして取り付けておけばいつでも使えていいですね。
↓取り付けていたレンズフードを外して逆さにします。
こんな風に収納できます。