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オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 使用感・作例レポート

オリンパスの背景ぼけが美しいレンズ「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」を購入しましたので、その使用感であったり、作例、パンケーキレンズ(17mm F2.8)との比較などについて書いてみたいと思います。

パンケーキレンズも綺麗な写真が撮れますが、もう少し背景ボケが綺麗なレンズが欲しかったので購入することにしました。

決め手となったのは背景ぼけの美しさに加えて、何と言ってもコストパフォーマンスです。

これだけの綺麗な背景ぼけが撮れて描写力もあるレンズがリーズナブルな価格で買えるということで、カメラ雑誌や本などではよくおすすめのレンズとして紹介されています。

このレンズの利点と特徴

このレンズの利点は下記のような点になります。

1.開放F値1.8なので、背景ぼけが綺麗
2.価格がリーズナブル
3.ポートレイト撮影に向いている
4.室内でも綺麗に撮れる

何と言っても魅力なのが、開放F値1.8です。背景ボケはとっても綺麗。

それでいてこのリーズナブルな価格が魅力です。

実際に撮影してみた写真をいくつか掲載させていただきます。ボケ味もやわらかくて、ふんわりと明るい写真が撮れます。

レンズの焦点距離が45mmですが、35mm換算では90mmに相当しますので・・・中望遠レンズとなります。これはどういうことかと言うと、簡単に言うと、写真がアップで撮れるということになります。

これはパンケーキレンズ(17mm F2.8)と比較するとわかりやすいと思いますので、下記をご覧ください。

同じ位置から45mm F1.8とパンケーキレンズ(17mm F2.8)で撮影した写真です。
まず、下記はパンケーキレンズで撮影した写真です:

次にまったく同じ位置から45mm F1.8で撮影した写真です:

これだけの違いがあります。

ちなみにPENに装着した感じを比較してみます:

45mm↓

パンケーキレンズ(17mm F2.8)↓

45mm↓パンケーキに比べれば長さはありますが、軽いです。

パンケーキレンズ(17mm F2.8)↓

このレンズの欠点

欠点ですが、

1.最短撮影距離が50センチ
2.単焦点レンズなので、ズームは使えない
3.中望遠レンズであるため、室内では厳しい場合も

欠点の1つ目は最短撮影距離です。50センチも被写体から離れないと撮影できません。

また、中望遠レンズですから、例えば、レストランなどに行って、料理を撮影する場合はパンケーキレンズの方が向いているかも知れません。

ただ、今回の作例もレストランで撮影していますから、撮影できないわけではないと思います。ただ、パンケーキレンズの方が向いているとは思います。

屋外撮影に関しては問題なく、むしろ得意で、室内でも少し離れた子供の表情を遠くからアップで撮影するのもいいと思います。

パンケーキレンズで子供をアップで撮ろうと思うと、どうしても被写体(子供)に寄らなければならず、自然な表情が撮れなかったりもしますので・・。

オリンパスもこのレンズのことを「ママのためのファミリーポートレートレンズ」と位置づけているので、お子さんのいる方にもおすすめのレンズかなと思います。

我が家では奥さんが主にPENを使っているので、このレンズも奥さんがよく使っていますが、外出の際はこのレンズをよくつけています。

屋外ではパンケーキレンズよりもこのレンズの方が思ったような写真が撮れます。

さて、ここまで書いてきましたが、2本目のレンズとしてもおすすめのレンズかなと思います。

勿論、このレンズだけではどうしても対応できない場面もあるので、オールマイティなレンズを求めていらっしゃる方にはやはりパンケーキレンズがおすすめです。

ただ、この45mm F1.8のボケはやっぱり僕は好きです。ポートレイト撮影などにも重宝します。家族を撮ることが多い方、ポートレイト撮影が好きな方には持っていて損はないレンズだと思います。

↓もこのレンズで撮影しています。

M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8