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カメラの露出を固定する方法

同じ被写体を撮影しているのに、ちょっと光の当たり方が変わったり、角度が変わっただけで写真が明るすぎたり、暗すぎたりすることがあります。

せっかく適正な露出に設定しても、ちょっとしたことで露出が変わってしまったのでは困ります。

それを防ぐ機能としてAEロックという機能があります。これは露出を固定してしまうという方法です。

一般的にはシャッターボタンを半押しすることで露出が固定され、その状態で露出は変えずにフレーミングを変えてゆくことができます。

また一眼レフなどは機種によってAEロックが独立して設定できるようなボタンが設けられている場合があります。

しかし、機種にもよりますが、こういったAEロックだとシャッターボタンを押すたびに設定した露出が解除されてしまいます。

そこで露出を完全に固定してしまうという方法があります。露出を完全に固定してしまえば、何度シャッターを切っても同じ露出で撮影することができます。

マニュアルモード(M)を使う

さて、その方法ですが、

1)まずテスト撮影をします。何度か撮影したり、露出を合わせたりして自分で適正だと思う露出の写真を撮ります。

2)次にその写真を画面で表示させます。その際細かい情報も表示させます。

3)その情報にある絞りとシャッタースピードを覚えておきます。

4)今度はカメラのモードをマニュアルモード(M)に変え、絞りとシャッタースピードを上記の数値に設定します。

こうすることで露出を固定することができます。

写真を撮っていて、露出がコロコロとかわってしまい困る場合や、動く被写体などを撮影する際にもよく使われるテクニックです。

白い被写体や黒い被写体など、どのような被写体を撮る場合でも、思うような露出で撮影することができますので是非覚えておきたい方法だと思います。