前ボケというテクニックと撮り方
前ボケとは被写体よりもカメラ寄りにある(手前にある)ものを意図的にぼかすことで、写真に奥行を出したり、ふんわりしたやさしい雰囲気を出したり、ちょっとミステリアスというか、写真を見ている人が被写体をそっとのぞいているような感じを出したりすることができる写真撮影のテクニックの1つです。
撮り方について
まず撮り方ですが、被写体の手前にあるぼかす対象のものを見つけます。この場合、例えば、花や葉っぱなどをぼかすと綺麗な写真になります。
手前にあるものを少しだけぼかす方法と、画面に大部分をぼかすようにして、ぼけをフィルターのように使う方法もあります。
色々試してみると面白い写真が撮れます。
↓は地面すれすれにカメラを持ってくることで手前の草をぼかしました。
カメラの設定方法など
撮影する際は「絞り優先モード」にして、絞りを開けます(F値を小さくします)。ピントは被写体に合わせると、それよりも手前にあるものはぼけやすくなります。
この際、ぼかす対象のものに思い切り近づくことがコツになります。
近づくほどにぼけも大きくなりますのでぼけている部分がフィルターのようになって綺麗な写真が撮れます。
↓は花の間から梅の花を撮影した写真です。黄色い花がフィルターのようになりました。前ぼけを色々なパターンで試してみると面白いと思います。